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数年前の夏の日。バス停でバスを待っていた時の出来事です。 じっとしていても汗ばむ陽気。うんざりしながら、気休めに手でぬるい風を顔に …
数年前の夏の日。バス停でバスを待っていた時の出来事です。
じっとしていても汗ばむ陽気。うんざりしながら、気休めに手でぬるい風を顔にあおいでいました。
早くバス来ないかな、と待っているうちに後ろに一人の女性が。歩いてきた女性も暑かったのでしょう。カバンの中からサッとハンカチを取り出し、ポンポンポンと軽く押さえるように肌をぬぐいました。
ハンカチは小ぶりで涼しげなレース。
ハンカチの素材といい、汗を拭う所作といい、見惚れてしまったのはその品の良さ。
手をうちわ代わりにしていた自分がちょっと恥ずかしくなりました。
３０歳を越えてから、持ち物や所作に対して１０代２０代の「かわいらしさ」から卒業し、「上品さ」を大切にしたいと思うようになりました。
上品さってなんでしょう。
ひとまず私が目指すのは季節感やTPOを大切にした身だしなみやマナーを身に付けること、丁寧な所作を心がけることなどです。
そんなことからバス停で見かけた女性を見習って、夏の日はハンカチをこまめに使用するようになりました。
ことしもいよいよ最高気温が３０度をこえるなど夏の気配を感じます。
夏に合うような涼しげなものを、といそいそと用意したのは柔軽ガーゼハンカチ「SHUKIN（手巾）」（kontex）です。
このガーゼハンカチ「SHUKIN（手巾）」。
グレーとパステルカラーのバイカラーの組み合わせで、彩りも鮮やかなのが華やかで気分もあがるところ。
私もオレンジとグレーのカラーが一眼で気に入りました。
カラーバリエーションも豊富なので、いろいろな色をハンカチだけでなく日常遣いすれば統一感が出ておしゃれな気がします。
綿１００％の柔らかな素材で、高い吸水性があるとともに、洗ったあとはすぐに乾きます。
ハンドタオルより大きめのサイズですが、薄手なので鞄の中でもかさばらないところもお気に入りのポイント。
じんわりと汗をかいてきたら、このハンカチを鞄からサッと。
汗を拭う時もゴシゴシと乱暴にではなく押さえるようにして。
特に人と会う前やお店などに入る前は意識して身だしなみを整えたいです。
上品な所作を身に付けるにはささいなことから。
この夏は季節感のあるこのハンカチと暑さを感じさせないような涼やかな所作を意識していようと思っています。
