POINT
顔を洗うのが好きです。朝に目覚めたら、寝ぼけた頭をすっきりとさせるために。夜に寝る前は、肌を休ませるために。1日の始まりに、終わり …
顔を洗うのが好きです。朝に目覚めたら、寝ぼけた頭をすっきりとさせるために。夜に寝る前は、肌を休ませるために。1日の始まりに、終わりに、気持ちを切り替える。きっかけをつくってくれる大事な時間です。
今のようにまだ水が冷たい季節はぬるま湯で。前髪を上げ、蛇口から出る水がぬるま湯になるまでちょっと待って、顔にパシャっと。そうしてせっけんに手を伸ばします。
洗顔フォームと固形せっけんがありますが、わたしは固形せっけんを愛用しています。
洗顔フォームには泡立ちの良さや手軽など良い点はあります。一方で洗浄力が強すぎてわたしは洗顔後に肌につっぱり感を感じたり、乾燥を感じたりしました。
試供品などで試しに固形せっけんを使ってみたら良い点がたくさん。1回で使う量がわずかなので長持ちする。洗浄力が穏やかなので、肌や環境にやさしい。
面倒かと思った泡だても、どれだけもっちりした泡がつくれるか楽しみな時間になってしまったこともあり、洗顔には固形せっけんを使うようになりました。
だからこそ少しでも肌に優しいものを選びたい。そう思って手に取ったのが「だいじょうぶせっけん」です。
肌が弱い妻のために、その夫が開発したという秘話がある「だいじょうぶせっけん」。
メーカーによると、国産シルクから抽出したシルクフィブロインという肌にやさしいタンパク質を配合。フィブロインとは、シルク(繭糸)の主成分で、繊維状タンパク質の一種です。
シルクフィブロインのほか、オリーブ油、パーム油、ヤシ油、水酸化ナトリウムが成分として含まれています。シルクフィブロインが肌に余分な老廃物と油を吸着し、天然のオイルで肌をカバーしているからつっぱり感が少ない。
天然素材が持つ力を生かしながら、汚れを落とし、肌にうるおいも残すことができるようになっています。敏感肌の方や、赤ちゃんのお肌、デリケートな部分にもつかえます。
より繊細な肌のためにつくられた「しっとり」もあり、こちらは肌にハリを与える国産の月桃、肌を整える緑茶葉全成分オイルが加えられ、泡切れの良さはそのままに、よりしっとりした洗い心地になっています。
「だいじょうぶせっけん」を手がける「だいじょうぶ社」(合同会社iroiro)は、せっけんづくりに3つの思いを込めています。
・天然素材だけを使用して、余分なものは使わないこと
・国産のシルクを使い、肌に負担をかけずに洗い心地をすっきりしたものにしたいこと
・肌に悩む人たちに「だいじょうぶ」と投げかけるようなものを目指すこと
妻のために開発されたせっけんには、身近な人の困っていることをなくしたいという優しい思いが込められていますね。
さっそく「しっとり」を使ってみました。
ぴったりとフィットした箱から取り出すと、固形せっけんとしては柔らかめの触り心地です。水に触れた状態で保管しておくとすぐ溶けてしまうようなので、そこは注意ですね。
ぬるま湯でせっけんを泡立ててみます。
手だけで泡立てようとすると泡が物足りないかもしれません。泡だてネットなどで泡立てると、もっちりとした柔らかい泡ができあがりました。手を逆さにしても大丈夫なくらいです。
泡をくるくると顔に回していきます。油脂汚れはしっかりと落ちている感じ。洗い流した後は、肌につっぱり感は感じません。触るともちもちしていて、心配していたひどい乾燥感もありません。保湿成分のおかげでしょうか。
ただ、完全に保湿してくれるものではないので、化粧水などの普段のケアは必要です。
せっけんに彫られたやさしい表情が「心配しないで、だいじょうぶだよ」と言ってくれる気がします。