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我が家には掃除機がありません。 以前は持っていたのですが、置く場所やコンセントの差込位置に困ったり、掃除機をかけている間にコードを …

我が家には掃除機がありません。

以前は持っていたのですが、置く場所やコンセントの差込位置に困ったり、掃除機をかけている間にコードをさばくのが大変だったりして、引越しを機会に友人に譲りました。

代わりにあるのがフローリングワイパーと、いわゆるコロコロと呼ばれる粘着ローラークリーナー、そして昔ながらの「ほうき」です。

しゅろの小ぼうき、天然木ちりとり

和歌山県の職人の手でつくられる「しゅろのやさしい小ぼうき」。
長さが約30センチほどで小さく、持ち運びがしやすいのであちこちで活躍中です。
シュロとは「棕櫚」と書き、上部に扇型の葉っぱが茂る南の雰囲気を感じるヤシ科の植物です。
幹を包む繊維状の樹皮は、強く、柔らかく、昔から日本人の生活に馴染みのある生活用品の材料として使用されてきました。


和歌山の特産物であるシュロ産業。輸入品の増加などで衰退が進んでいます。
「しゅろのやさしい小ぼうき」を手がける高田耕造商店(和歌山県)は、伝統の産業と職人の繊細な技術を絶やすまいと、シュロ製品を作り続けて約70年。
「人がつくる、人の道具でありたい」という思いで、たわしやほうきなどの日常に役立つ商品をいまも生み出しています。
しゅろの小ぼうき

掃除機を使っていた頃、耳に入るのはゴーゴーという無機質な機械音。
掃除機を使わなくなったことで掃除はお気に入りの音楽やラジオなどを流しながら楽しむ時間にもなりました。


朝、まずはフローリングワイパーで各部屋を回って床にたまったほこりを回収。
コロコロでカーペットや床の隅っこにたまった細かいゴミを集め、コロコロが集めきれなかったものを最後にほうきでササっとひとはき。
シュロのほうきは毛先が細く、当たりが柔らかいので床を傷つけずに隅々まで掃除することができます。
天然木ちりとり

別売りの「天然木ちりとり 小」と組み合せるのがおすすめ。
ちりとりは紙のように薄くしたチークを素材としています。
よくしなってピッタリと床につくので取り逃しも少ないのがいいところ。
さらに嬉しいのが静電気が帯びにくい素材なので集めたゴミがすぐにゴミ箱に落ちること。ゴミが落ちなくてほうきでトントン、なんてイライラはありません。
小ぼうきと合わせてすっきりと壁にかけて収納でき、インテリアとしての見た目もおしゃれです。

掃除用品ってたくさんありますよね。私が使っているほうきやコロコロ、ワイパーなど手軽なものから、掃除機でもコードがないクリーナー、ロボット掃除機など人の代わりに役に立ってくれるものまで。
家の広さや好みは人それぞれ。掃除機がやっぱり楽!な人もいると思いますが、身軽さやコンパクトさを重視するという方にはほうきなど昔ながらの掃除用品もお手軽でいいですよ。

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